ジュニアNISA 私の使い道と円高時の基準価額の変化

「娘のジュニアNISA枠80万を、どうするか?」というのを昨年からいろいろ考えていました。お年玉で買い付けるのもいいけど、せっかく非課税枠があるのに、使い切らないのはもったいないということで、家族の運用枠として使うことにしました。

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ジュニアNISAの使い道

最初は、毎月狙っていた米国、国内の個別銘柄を定期購入することを少し進めていたのですが、やはり、為替の円貨決済のタイミング、また配当されるドルの扱いに困り少し迷っていました。

 

そんなとき、2月上旬の調整。米国経済は好調ですが、金利の上昇のペースによってはさらなる調整もありそう、それが3ヵ月近くは続くのではと。そこで、投資信託の最大の強みだと思っている、毎日積立で日々買い増すことにしました。

積み立てるものは、ジュニアNISA枠で、

楽天-楽天・全世界株式インデックス・ファンド

楽天-楽天・全米株式インデックス・ファンド

投資信託を2/9より買付、毎日それぞれ1,450円ずつ計2,900円年末までです。

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SBI証券より引用)

こちらが、2/25時点での評価損益です。-30円にまで少し上がりました。
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円をドルに換え、そのドルでVTIを買うのもよいのですが、さらなる調整が入るかも、とはいえNISA枠は使いたいという思いからです。今は円高のため、投資信託の基準価格が下がり、同じ日本円でも通常よりも多く口数を購入できる、ということになります。

円高時の基準価額の変化

実際どの程度、基準価額が変わるのか、ということで調べてみました。

 

そもそも基準価額とは?

基準価額とは、投資信託の値段のことで、多くは1口または1万口当たりの値段のことです。その投資信託保有する株式や債券などの時価評価の総額に利息や配当金などの収入を加え、そこから運用コストを差し引いた金額を総口数で割って算出しています。
多くの投資信託では、基準価額は当初1万口1万円で設定され、その後の運用結果により変動します。

ワンポイントとして、以下の点が挙げられています。

ほとんどの投資信託の基準価額は1万円からスタートしますが、1万円を超えるものが運用のよい投資信託で、1万円を切るものが運用の悪い投資信託とはいいきれません。なぜなら、分配金を出しているとその分基準価額が下がるからです。このため、運用報告書や運用レポートでは、分配金を再投資した場合の基準価額のグラフなども掲載されていることがあります。

 (基準価額│初めてでもわかりやすい用語集│SMBC日興証券より引用)

 

楽天・バンガード・ファンド(全米株式)が投資対象とするのものは、米国のETFであるVTI(バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF)のため、VTIの株価が同額のときの楽天・バンガード・ファンド(全米株式)の基準価額を調べると、円高がどの程度影響しているかがわかるのではと考えました。

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(ロイターより引用)

直近である
2018/2/23時点VTI終値
140.86
とほぼ同額のときを調べたところ、
2018/1/9時点VTI終値
140.94
でほぼ同額でした。

 

そのときのドル円は、
2018/2/23時点
$=112.64円
2018/1/9時点
$=106.88円
で、1ドル当たりの差額は
▲5.76円
比率としては
▲5.1%
となりました。

 

そのときの楽天・バンガード・ファンド(全米株式)の基準価額は、

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楽天・全米株式インデックス・ファンド | 投資信託・ETFのご案内 | 投資信託・ETFなら楽天投信投資顧問より引用)

2018/2/23時点終値
10,874円
2018/1/9時点終値
10,131円
で、差額は
743円
比率は
▲6.8%
となりました。

最後に

投資信託の基準価額は翌営業日の15時以降に反映されるため、先週末金曜のVTIの価格は反映されていません。それにしても、全米株式の投資信託の基準価額の差額、落ち幅は大きくなりましたね。為替ヘッジはないということは、売却時に円高だと手取りは減ってしまいますが、逆に買付時に円高だと安く仕込むことができます。その他で、変わる要因もあるのかもしれませんが、ドルで買ってドルで持ち続ける運用のほかに、為替を味方につけて運用も意識していけるといいですね。これからまだまだ円高になるかもしれませんが。。

やはり何がいいって、調整が入っても少額でも毎日買い付けているという安心感があります。それって結構気持ちの面では大きいこと気付きます。とはいえ、国内株高配当株であるJTをさらに下がったところで買い付けたい欲求もないわけではないのですが。。。。 ジュニアNISA内の運用経過もまたブログでご報告します。