「自転車保険の加入義務化」って、結局どうしたらいい?
自転車に乗るようになってから、街を歩いたり、ウェブを見ても、「自転車」というワードに敏感に反応するようになりました。最近よく聞くようなった「自転車保険の加入義務化」について、少し調べてみたので、まとめてみます。
なぜ加入の義務化をするのか?
自転車で事故を起こしたときの被害者の救済、加害者の経済的負担の軽減をするためです。
どこの地域が義務化の対象か?
・すでに条例で義務化され、運用されている地域
・2018年4月から施行される地域
・2018年7月から適用される地域
毎日新聞より引用(https://mainichi.jp/articles/20171223/k00/00e/040/200000c)
誰にとってどんな義務になるのか?
1.自転車利用者
自転車を利用する方は、自転車を利用する場合に、自転車損害保険等への加入が義務になります。
※未成年者が自転車を利用する場合は保護者等が加入
2.自転車を利用する事業者
業務として自転車を利用する場合に、自転車損害保険等への加入が義務になります。
※業務中の事故については個人賠償責任保険の対象外
3.自転車貸付業者
レンタル業務として自転車を貸付ける場合に、自転車損害保険等への加入が義務になります。
4.自転車販売店・学校
自転車損害保険等の加入確認及び未加入時の情報提供が努力義務になります。
(埼玉県HPより引用)
「埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例」が改正されました~自転車損害保険加入義務化等~(平成30年4月1日施行) - 埼玉県
結局、自転車保険はどこまでの補償を考えたらいいのか?
これまで自転車に乗っているときの事故で、判決認容額としては、
・約9,571万円<神戸地方裁判所 平成25年7月4日判決>
・約1億7,000万円<東京地方裁判所 平成20年6月5日判決>
などで、高額な事例があるようです。
補償は、生命保険と一緒で万一に備えて最大限できるに越したことはありませんが、どこまでするかは考えようです。まずは、相手被害者に対しての補償を行うことが一番の目的のため、そこをいくらにするか、と考えればよいです。個人賠償責任の保険金額として最低1億円、多くても2億円でよいのではと考えます。私は補償額上限1億円の個人賠償責任保険に入りました。
結局どの保険がいいのか?
いろんな保険商品を見ると、本人の死亡保障や、入院保険など手厚いものがたくさんあります。自動車保険の場合の車両保険のようなものに入るか?などは個人の判断になるかと思います。保険屋さんに勧められたから、とりあえずそのまま入りましたとならないように、自分でじっくり考えて決めたほうがいいですね。火災保険や自動車保険、コープ共済などに入っている方は、付帯保険として個人賠償責任保険に入れるものが多くあります。それが最安になる場合は多いですので、まずはそちらをお勧めします。
その他、いろんなところから、いろんな保険商品が出ていますが、どこまで補償するかには注意が必要です。
例)
自転車保険ならau損保の「Bycle(バイクル)」|au損保
保険のご案内|自転車会員保険|一般財団法人 全日本交通安全協会
保険料表|タフ・ケガの保険|個人のお客さま|あいおいニッセイ同和損保
などなど。
そのほか各コンビニの損害保険などもあります。
私はちなみにこちらにしました。
「JCBトッピング保険 日常生活賠償プラン」
決め手はこちらです。
・保険料 月額150円、年額1,800円
・補償額 1億円
・免責金額 0円
日常生活賠償プラン | 新規開設!JCB「トッピング保険」 | JCBカードのおすすめ保険
ご参考になれば幸いです。
ちなみに、詳細はこちらの記事で書いています。
sym-path.hatenablog.com