ガリバーフリマを使ってみた!
私は、投資のための固定費見直しのために考えを重ねた結果、車を手放すことを決断しました。今回はその際利用した「ガリバーフリマ」(旧クルマジロ)というサービスを使うに至った経緯や率直な感想、仕組みや実際のところについて記事にしてみます。
最初は普通の下取り店へ
私の車の年式は08年式と古め。排気量1,500㏄の普通車で、走行距離も90,000kmを超えました。車は移動するために、乗れればいいと思って乗っていました。
初めにガリバーの店舗に、車を持って行ったところ、下取りだと価格は5万円程度だと言われました。うーん、まあそんなもんだよなと思いつつも、次のお店へ。次は、車買取のアップルに持っていってみましたが、たいして金額は変わりませんでした。
まあそのぐらいだろうなと予想はしていたものの、なにか別な手段はないかなと思い、メルカリやメルカリアッテ、また、ジモティーなどのフリマアプリでそもそも車は売れるのかどうかを調べてみました。調べると、不可能ではないものの、店舗や業者さんによる出品が多く、個人の利用者がまだまだ少なそうだなという印象と、車の名義変更や申請などを個人で行うため、手続きで非常に面倒そうなことが多く、始める前に断念しました。
ネットサーフィンして、いろいろ調べているときに、偶然見つけたものが、ガリバーフリマ(旧クルマジロ)というサービスです。
そもそもガリバーフリマとは・・・?
ガリバーフリマは、中古車個人売買なので車両価格に税金(消費税)もかかりません。出品、落札者様がご心配される代金の授受から名義変更まですべてガリバーが仲介に入りますので安心です。
クルマのフリマアプリ「ガリバーフリマ」 より引用
メリットは?
メリットは大きくは以下2点です。
・下取りよりも、高い金額で売ることができる
・ガリバー店舗に直接車を持っていくことで、ガリバーで見てもらったというお墨付きをもらえることと、出品の手続きをやってもらえて、自分でやる手間が省ける(店舗を訪ねてから1時間半程度で全ての手続きは終わりました)
・車を手放す際に起こる名義変更などを全てガリバーに任せられる(←これが地味にありがたい)
デメリットは?
・通常の下取りよりは、手続きが面倒
・出品してから、購入したい人と、メルカリのようなコメントのやり取りをする必要がある
・すぐに手放せないし、いつ売れるかわからないため、急いで手放ししたい人には不向き
といったところでしょうか。
売れるまでの期間と売れた金額
私の場合は、4月末に出品を行い、実際に落札されたのは8月上旬で、約3ヵ月間かかっています。それを長いとみるか、そのくらいならまあいいいかと思うかは、人それぞれですよね。
私はちなみに、もともと30万で値段付けていましたが、最終的には値下げをして結果20万円で売買成立しました。それでも、普通の下取りと比べると、5万→20万で手取りは15万円増えて、手間はありましたが、やってよかったかなと思っています。
ガリバーフリマ手数料について 改定前と改定後
仲介しているガリバー(株式会社IDOM)(コード:7599)はどこで利益を得ているかというと、出品者、購入者の両方から受け取る手数料です。おおよそですが、売れた金額のうち、出品者から約1割、落札者から約1割、合わせて2割の手数料を取るというビジネスモデルです。
今回の私の場合だと、20万の購入金額のうち、4万がガリバーの利益、16万が出品者の利益となります。価格帯に幅があり、金額によっては4割の手数料を得ることもあります。
ちょっと取りすぎ。。。!?
まあでも手数料ビジネスはそういうものかなとも思いますが。メルカリは売買金額の10%、ヤフオクも10%(プレミアム会員は8.64%)
改定前
2017年11月16日付で手数料改定されていましたね。改定後はこちらになったようです。
改定後
あまり大きくは変わりませんね。「出品者受取価格が基準になった」という点と、「購入者の手数料」が一部改訂になっています。
これまで出品価格を基準にしていたのが、出品者受取価格を基準にしています。一見見た目はよくなっていますが、実際の受け渡し金額は特に変わりありません。
ガリバーの普通のお店は今後どうするんだろ?
こんなサービスを始めてしまうと、自分で自分の首を絞めることになるのではないかと心配になりますが、ガリバーさんの意図はあくまで「未成約顧客」へのアプローチとして、これまで逃していた顧客を、ガリバーフリマへ誘導促進するという意図があるんですね。
また、下取り時にガリバーフリマも併せて検討するという選択肢があることで、売るときに持っていくときのファーストチョイスになりやすいというメリットもありそうですね。何より来店客数が増やして、顧客とコンタクトを取るチャンスが作るというのが、ガリバーにとっては大きなメリットなんでしょうね、競合他社に流れないので。
決算説明会資料 - IR情報(IR資料室) | 株式会社IDOM
こうやってみると、IDOMがガリバーフリマを始めた理由が理解できますし、車の流通のインフラとして、すべてを取り込んでいこうとする意気込みを感じます。守りではなく、攻めの施策ですね。CtoCが盛んになる昨今ですが、今後ますます利用は増えていく気がします。
ちなみに、私はガリバーの社員ではありません。
ガリバーフリマで、実際に車が売れた後のその後のやりとりについてまとめました。